前提となる考え
年齢差が大きい国際結婚では、現実問題として偽装結婚の割合が高くなっています。そのため、外国人配偶者との年齢差が大きい場合の配偶者ビザ申請では審査が厳しくなり、ビザ取得難易度が上がります。具体的には、15歳以上の年齢差がある場合を目安ですが明確な基準があるわけではありません。ただし、20~30歳以上離れている場合、間違いなく偽装結婚を疑って審査されると考えてもよく、特に注意が必要です。
年齢差があっても偽装結婚ではなく正真正銘の結婚である夫婦にとってはいい迷惑なのですが、こればかりは正当でない在留や不法滞在を事前に防ぐための措置ですので受け入れるしかありません。
年齢差が大きな国際結婚における配偶者ビザの取得において、重要なポイントを押さえましょう。要するに、二人の夫婦としての関係性が正当であることを客観的に立証していけばよいことになります。
出会った時期・場所や経緯
配偶者ビザ申請における提出書類の一つに「質問書(交際の経緯)」があります。質問書では、出会った時期や場所から交際のきっかけ、結婚に至るまでの経緯を記載しなければなりません。友人・知人の紹介で知り合った場合でも、どのようなつながりの友人・知人なのか、SNSやマッチングアプリから知り合った場合にはサイトの説明や実際に会ってみようと思ったきっかけや経緯など、詳細に説明しなければなりません。単純に誰々からの紹介、SNSで意気投合、程度の説明ではまず間違いなく入管を納得させることができません。
交際を示す客観的事実
日本人同士の結婚でも通常のカップルであれば交際中は多くのメールやLINE、電話で連絡を取り合います。それらの履歴やスクリーンショットなどを提出することで偽装結婚の疑いを晴らすことができます。もちろん写真も有効です。配偶者ビザ申請における提出書類の一つに「スナップ写真」があります。2~3枚でも許可される場合もありますが10枚以上提出するとより安心して審査をしてもらうことができます。デート先や旅行先、大きなイベントごとでの写真を撮っておくことが重要です。

両親への紹介や挨拶
日本人同士の結婚では多くの場合、相手方の親に結婚の挨拶をします。年齢差がある結婚では親との年齢が近い場合も多く、国際結婚でなくとも挨拶に行きづらい状況もあります。逆に言えば、年齢差がある国際結婚においてお互いの親に紹介しているという事実は結婚の信ぴょう性を示す上で大きな武器となります。親と一緒に撮った写真などがあるとさらに良いでしょう。
結婚式の有無
上の両親への挨拶に関連しますが、結婚式を挙げているかどうかも大きなポイントです。年齢差がある場合、特に国際結婚では結婚式を挙げることは少なくなっています。それでもなお、結婚式を挙げている、結婚式の写真があるという事実は国際結婚の正当性を大きく支持します。
コミュニケーションの取り方
日本語は他国の母国語ではないため、国際結婚の場合は必然的にどちらかが相手の母国語あるいは互いの共通語(英語など)でコミュニケーションをとることになります。普段はどのような言語で会話しているのか、その言語はどこで習得したものなのか、しっかりと説明できなければなりません。「質問書(交際の経緯)」の中にも夫婦間の会話で使われている言語について記載項目が設けられています。外国人配偶者側は日本語がまったくできない、日本人配偶者側も相手の言葉を理解できないという場合において、配偶者ビザが許可されることはまずありません。
まとめ
年齢差がある配偶者ビザの申請についてポイントを簡単に説明しました。年齢差があると偽装結婚を疑われ、不許可リスクが高くなるのは事実ですが、正当な結婚である客観的事実を説明することができれば十分い配偶者ビザを取得できます。ご不明な点やご不安があれば、無理なさらずに専門家に依頼してみるのもよいでしょう。
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―記事を書いたのは私です―
行政書士あくろ事務所 代表
川戸 勇士
東大大学院博士課程修了/行政書士・薬剤師・博士(薬学)
薬・医療・国際化をキーワードとする許認可手続きを業務の柱として、すべての人が健康で豊かな暮らしを実現できる社会を目指しています。
レモンサワー・とり天・うなぎが大好物。
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