時代錯誤だと思いつつ・・・
ひな祭り恒例行事
秋口になるとショッピングモールやトイザらスなどでよく見かけるひな人形の催し。時代の流れか、できる限りコンパクトで可愛くシャレたものが人気。我が家は時代を猛スピードで逆走するのでひな祭りの時期は少し大変です。
まさかの七段飾り!
一番上のお内裏様とお雛様、二段目の三人官女、三段目の五人囃子くらいまでは何となく知っていますが、さらにその下に四段分、ナゾの人たちがいたり小物があったりします。それぞれの名前や由来、意味合いについて調べるものの、次の日には忘れます。中の写真では向かって右にお内裏様がいらっしゃいますが、これは一部の関西式らしく、妻と押し問答の末、最終的には右の写真のように入れ替えています。
もちろん自分たちが購入したものではありません。妻が生まれたときに祖父母が用意してくれたものです。妻の実家で大切に保管していたものを、我が家が戸建てに引っ越したタイミングで妻がどさくさに紛れて実家から移管(?)しました。当然、置くところはなく引き取るのは微妙。私は断固反対の立場で一時は処分も考えましたが、さすがに立派すぎて捨てるにも捨てられない・・・。行き場を失ったひな人形が集められ、盛大に飾られている場所をテレビなどで特集される場面もありますが、その中の一つになってしまうのもなんだか申し訳なく、毎年我が家で飾り付けすることにしています。
保管だけでも納戸の一角を占領する始末。年一のことなのでほぼ100%組み立て方や飾り方を忘れており、今年も2/12の午後を丸々使って飾り付けしました。ひとたび飾り付ければ大袈裟なこと抜きに4畳程度占領します。高さも自分の身長以上、180センチは軽々超えます。ごちゃごちゃ文句ばかりいうものの、いいモノはやっぱりつくりがしっかりしていて、30年以上前のものとは思えないほど全く色褪せず、綺麗で上品です。
そんなこんなで我が家のリビングで強烈な圧迫感を放ち続けた七段飾りですが、無事に今日3/5に片付けることができました。
あと何年飾れるのかな
場所はとる。わざわざ飾り付けしなくてもいい気もする。とは言うものの、今のところ家族ともども楽しみに準備しますし、何より娘はひな人形がデカいことに興奮します。少なくとも娘が楽しみながら準備できる年齢までは、飾り付けを家の毎年行事にしようと考えています。
自分の幼少期は決して裕福ではなかったけれど、なぜか鯉のぼりだけは立派なものがあって、毎年父が一生懸命アパートの前に杭を打って立ててたのを覚えています。今思うと明らかに異様な光景だったな・・・。
幼少期の記憶なんてほぼ忘れるけれど、こういう恒例行事みたいなものを作っておくと娘が大人になっても覚えてくれているかもしれない、という淡い期待。ただの親のエゴなもんでね。