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化粧品検定1級に使用したテキストと問題集

日本化粧品検定を受験しました

日本化粧品検定1級を受けてきました

化粧品検定1級とは

2022年11月27日に静岡市内にて日本化粧品検定1級を受験しました。

日本化粧品検定は、化粧品に関する幅広い知識を身につけることができる試験です。年に2回、5月と11月に実施され、多いときでは全国22会場で受験可能です。化粧品検定1級では「化粧品の専門家を目指す」という目標設定があります。試験内容として、肌の構造などの美容皮膚科学、化粧品の基礎知識、基本的なメイクアップ方法、正しいお手入れなどの美容方法、法律などがあります。化粧品の中身や成分に加え、ボディケア、ヘアケア、ネイル、香り、オーラルケアまで幅広く理解し、さらに化粧品にまつわるルールなど専門的な知識を学びます。

化粧品・美容関連の検定では唯一、文部科学省後援の公的資格だそうです。

「公的資格」というと聞きなれないですが、国家資格と民間資格の中間に位置づけられる資格で、民間団体や公益法人が試験を実施・認定する資格です。英検・漢検・数検、簿記検定や秘書検定、登録販売者や毒物劇物取扱責任者など、有名どころの民間資格は公的資格であることが多いです。

せっかくの機会ですので、自分の人生のメモ的な意味合いを含めて、勉強法、感想などをしたためておきます。

化粧品検定1級を一週間で合格

受験の動機は3つ

1. 知識レベルの客観的指標

1つ目は、化粧品に関する知識レベルの客観的指標として使えそうだったからです。化粧品(本記事でいう化粧品は、いわゆる一般イメージの化粧品で、美容目的に使用するコスメ類)や美容に興味がないアラフォーおじさんが、何かしらモチベーションをもって化粧品のことを知ろうとすれば、「合格」というわかりやすいゴールがある方が楽です。

2. ユーザー視点の獲得

2つ目は、化粧品の実用的側面をユーザー視点で確認しておくためです。化粧品業の許認可取得、化粧品メーカーとの仕事のやり取り、訴求広告、あるいは美容目的の再生医療導入などを業務として扱う上で、ユーザーとして美容・コスメに接する機会が少ないことは結構肩身が狭くなります。せめて知識だけでも備えておきたい。

3. 美容への意識向上

最後の3つ目はどうでもいいことですが、ひょっとすると美容に目覚めちゃうかもと思ったからです。将来的に自分の体にあった化粧品を自分で作って自分で使おうかな、と思ったり。化学の知識もある、業許可取得も自分でできる、総括製造販売責任者として法の運用も自分でできる、調子に乗って販売もしてしまおう、と思ったり。

私の勉強法を参考にしてはいけません

ここで書く勉強法をあてにしてしまうと不合格になります。

自分で言うのも気が引けますが、かなり特殊な受験者です。化学のプロだし、薬剤師でもあり生命科学の知識もあり、行政書士として薬機法を含めた法解釈のプロでもあります。後述の教材を使って一通り勉強したものの、物質の性質に関する内容、生理学的な内容、法やルール、安全性に関する内容、それぞれに関して新しいことを学ぶことはほとんどありませんでした。あくまで、これら化粧品製品を使った各種ケアに関して、ユーザー目線で捉えなおすという作業です。

使用したテキストは下記2点です。

  1. 日本化粧品検定 1級対策テキスト
    (1,800円;妻の勤め先からの借り物)
  2. 日本化粧品検定 1級対策問題集
    (2,640円;公式サイトから購入、高すぎ)
化粧品検定1級に使用したテキストと問題集

日本化粧品検定 1級対策テキスト

まずは①のテキストを用いて一通りザアーーっと読みました。記載内容をあくまでコスメユーザーという視点で眺めながら確認していくというイメージです。例えば、化粧品成分などについて既に持っている物質科学的な情報を、実際の使用感や役割で考えてみたり、成分の特徴に応じた化粧品形状などに連携させたりといった感じです。

おもいっきり批判になりますが、①のテキストはストレスだけが溜まります。極めて読みづらい。横書きテキストなのに何故か右開き。縦書きも混ざってる。これまで使ってきた小中高の教科書、受験参考書の他、巷にあふれるパンフレットを含め、右開き横書きなんて世の中存在しているのか?ページ内のブロック分割に関しても、Z型で進むもの、逆Z型で進むもの、N型で進むもの、ぐちゃぐちゃ。ストレスが激しすぎて破り捨てそうになりました。受験者減らさないためにも出版社の方は絶対に改訂した方が良いですよ!

化粧品検定1級

日本化粧品検定 1級対策問題集

続いて②の問題集。実際の試験と同様形式の問題が300問程度収録されています。1周目では問題をみて何となく自分の答えを出してすぐに解答を確認。とりあえず一気にザアーーっと全部解く。2周目では大体の解答を覚えているので1周目よりももっとザアーーっと全部解く。3周目は、ほぼほぼ問題と選択肢を覚えてしまっているので気になったところだけしっかりと解答を確認しながら2周目よりももっとザアーーっと全部解く。

勉強時間が気になります。しっかりと計っていないから何とも言えないけれど、 ①のテキスト読みが大体3時間くらい(内、溜まりまくるストレスでイライラしてワーワーわめている時間が1時間くらい)、②問題集3周するのに8時間くらい(うち、最初の1周が6時間くらい)、最後、前日土曜日の午前に問題集の巻末付録の模擬試験とやらを解くのに30分くらい。したがってトータル11.5時間、長く見積もって半日強くらい。期間は当該週の6日間程度。

勉強時間はあてにしてはいけないけれど、あらゆる資格勉強に共通するコツは、とにかく一通りスピードつけてザアーーっと読み切る、解き切ることです。テキストで躓いたところを理解するまで先に進まない、問題でわからないところを都度確かめながら、わかるようになるまでテキストに戻って勉強する、これらは効率からいうと最悪な勉強法です。

とにかく猛スピードでザアーーっと繰り返す。とにかく繰り返しが大事。繰り返していると、何となく頭の中に問題や答えが記憶され、それが自然とカテゴライズされていきます。カテゴライズがされると何となく理解が後からついてきます。ここまでやった後にようやく理解がずれている箇所をテキストなどを用いて局所的に読み込むことで修正・解消します。カテゴライズされるまではとにかく一気に最終ページまで進めることを徹底。

化粧品検定1級に使用したテキストと問題集

感想

確かに、美容に興味がある人、美容関係の職に就いている人、自分の使っている化粧品についてもっと詳しくなりたい人のための勉強のモチベーションとして、化粧品検定1級合格はちょうどいいかなと思います。ただ、「化粧品の専門家を目指す」という目的を1級合格で達成できるかと言われると疑問。正直言って不可能でしょう。化粧品検定1級合格者は、日本化粧品検定協会に入会し、所定の研修プログラムを受講すれば、「コスメコンシェルジュ」として認定してもらえるそうなので、1級はいわば仮免的な建付けなのかな。実技がない分、仮免前の学科効果測定くらいかも。

もともとの動機の一つであったユーザー視点で化粧品を理解すると点では勉強がまったく足りていません。よりよい化粧品の専門書籍を探して勉強を継続しつつ、自分でも化粧水やヘアケア化粧品あたりなど身近なものを実際に使用するなど、暮らしに化粧品を取りいれてみようかなと思います。

超絶上から目線で書いていますが、まだ試験に合格しているかどうか知りません。後で気づきましたが化粧品検定2級の分野も出題範囲だったらしく、まったく知らない内容もありました。問題用紙が回収されたので何とも言えないですが、なめ過ぎました。

合否発表は年末とのこと。合格していれば、自分のプロフィールに「化粧品検定1級」を追加します。正月休みに本記事に結果を追記するかもしれません。不合格だとどうするか、余計なことは言わないでおこう。デジタルタトゥーは色々と面倒だもんでね。

~12月29日追記~

先日、無事に1級合格通知書が届いていました。

う~ん。。。。

このベンゼン環(?)をモチーフにしたロゴも化学者の感覚からすれば構造としてあり得なくて、とてつもない違和感。

認定者のsignatureである漢字記名&英語筆記体署名にもとてつもない違和感。

自分の頭が固すぎるのだろうけど、”権威”的なものは感じられないなあ。

文句ばっかりで本当にすみません。

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